RPAを活かす運用設計のすすめ
- 高木 信夫
- 2022年12月10日
- 読了時間: 2分
RPAは、一度開発したからといって安定して動き続けるかというとそんなことはなく、画面が少し変わっただけ、ネットスピードが遅くなっただけ、パスワード変更時期、ブラウザの仕様が変わったなど動かなくなる原因が多く、動かし続けるノウハウが必要です。
それは具体的にどういうことかというと、動かなくなることを前提に運用設計し、運用でリカバリーしていくことが重要という運用設計と、リカバリーが必須になる前提で、ロボを設計するという運用設計の2つが必要という意味です。
前者は、利用者に迷惑を掛けないうちに運用担当者がリカバリーしておけば、RPA自体の評判が悪くなることがないので、次からの依頼も見込めますが、RPAがまた止まった、改修まで待たされた。などになると最悪で、「あいつ使えねぇ!」ってなり、信用がなくなり、依頼がなくなって終わっていくのです。
後者は、失敗する可能性があるという前提で、ロボをどう作るかが重要ということで、例えば、データを読み取り、対象を1つづつ画面処理し、成功したらデータを返却するという処理があった場合、これを1つのロボにすると、画面処理部分で変更があり動作しなくなると、すべての処理を手動対応しなければならなくなるのですが、データを読み取り、エクセルに入れる。エクセルの対象を画面処理する。結果のエクセルをデータ書き込みする。と3分割したロボにしておけば、画面処理部分がNGでも、それ以外のところは使えるので、手動リカバリーが楽になります。さらにこの場合、正しく処理できたかも、結果のエクセルが目で確認できているので、漏れなくミスなくリカバリーできるので、便利です。
このように、ロボの設計時にも、リカバリーしなければならなくなったときのための設計を行うこと。これが運用設計の視点を持つ開発ということです。
動けばいいというロボの開発から、サービスとして提供しつづけるためにはどうするべきかを優先して考える。そんな運用設計の視点をもっての開発を心がけてください。
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